不妊治療ブログ

不妊治療【顕微授精から胚移植】に実際かかった費用と助成金について

若い夫婦

不妊治療ってめちゃくちゃお金かかりますよね・・・。妻は5度治療が上手くいきませんでした。
6度目でなんとか着床しました。つまり6回分の不妊治療費がかかっています。

1~3回目は病院A、4回目は病院B、そして5~6回目が病院Cでの治療でした。結果的に3軒目の病院Cで妊娠することができました。

病院A 1~3回目の移植
病院B 4回目の移植
病院C 5~6回目の移植(妊娠)

不妊治療は病院によってアプローチから全く治療法が異なります。なので、もちろんかかる費用もまったく違います。

結果的に病院Cで、妊娠という形で不妊治療を終えることができましたが、一番丁寧で手の込んだ治療を行ってくれた病院Cが一番費用もかかりました。泣

この記事では不妊治療にかかった費用と、その際申請して支給された不妊治療助成金について、できるだけ詳しく書いていきたいと思います。

【不妊治療】顕微授精から胚移植、実際の費用は?

不妊治療の領収書の1部
不妊治療の領収書の1部

不妊治療を途中で断念してしまう人達の3人に2人は経済的な理由だというデータがあります。僕達夫婦は運が良く、3年間で6度目の胚移植で妊娠することができましたが、それでも莫大な治療費がかかっています。

しかも、現在の不妊治療の内、特定不妊治療(顕微授精・体外受精・胚移植)費用は10割自己負担です。保険は一切利きません。

ウチもその保険の利かない顕微授精でしたので、治療を初めた時から費用との戦いになることは覚悟していました。

合わせて2度の移植にかかった費用は110万円

厳密には1,100,290円かかりました。これは病院Cの5~6回目の治療に関わるすべての金額です。

  • 診察代
  • 検査代
  • 薬代
  • 処置代

などなど。
病院A,Bも合算すると総額300万円近くかかっている計算になります。これは一般的な家庭にとっては正直耐え難い数字です。

事実、ウチの夫婦も(恥ずかしながら)両方の親からの援助も受けつつ治療を続けていました。高齢での不妊治療はある意味で時間との戦いでもあるので、お金が貯まるのを待っている余裕はありませんでした。

それなりの蓄えがあるか、家族が裕福で援助が見込めるか以外の場合、その治療費がネックで治療を断念する夫婦もたくさんいることでしょう。

3年6回で300万円ですからね、例えば10年で20回される夫婦もいるでしょう。単純計算で3倍の費用、1,000万円近く飛んでいく訳です。そりゃ諦めるのもしょうがないですよね・・・。

特にお金のかかった処置

 

不妊治療費用明細1高度不妊治療の明細の1部

約110万円(胚移植2回分)の内、何に多く費用を割いたかのか?金額の多いものから順に書いてみたいと思います。

【採卵】10万円

卵巣から卵子を取り出す処置です。これが【採卵基本料】として明細に10万円として記載されています。

体外受精の方は皆さんこの費用がかかってくるかと思います。

【初期培養】10万円

採取した卵子と精子を顕微授精させたものを人工的に培養します。専門の培養士さんという職業もあるそうで、これにも10万円かかっています。

【顕微授精】6万円

採取した卵子と精子を顕微鏡を使って人工的に受精させます。精子もより活動的なものを専門家の目で選んで、卵子とかけ合わせるそうです。

【胚融解】6万円

凍結保存していた胚を解凍する処置。

【胚移植】5万円

その胚をお腹に戻す処置。

【胚盤胞培養】5万円

近年、培養技術の進歩により、初期胚から胚盤胞の状態にまで培養できるようになった。
良好胚。

【胚凍結】5万円

妊娠する確率を上げるためや、多胎のリスクを避けるために複数の受精卵ができた場合には凍結保存を行う。

はっきりとは医学的にも解明されていないらしいのですが、1度凍結した胚の方が着床率が上がるという報告もあると先生はおっしゃってました。

おそらく、子宮の状態を整える期間が設けられることにより、着床率も上がるのではないかと考えられているそう。不思議!

5万円以上かかるものだけをあげるとこうなりました。あとは保険適用内のものも合わせると数万円~数百円のものもあります。合算して計2回の胚移植の前後の費用、全部合わせて約110万円です。

国の支援制度は十分?

不妊治療の継続を望む経済的理由で断念していった方達に、治療を続けさせてあげるだけの財源を国は本当に確保できないんでしょうか?

『国が負担する』と言えばこれまで諦めていた夫婦も手を挙げるでしょう。しかし、体外受精は治療しても妊娠する確率も30歳で2割ほどというデータもある以上、国がすべてを賄うのは厳しいのも分かります。

同じ悩みを持った者として、個人的には子を望む夫婦には皆さん授かってもらいたいですが、現状なんともならない(経済的)壁があるようです。

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不妊治療助成制度について

胎児の写真を幸せそうにみる夫婦

不妊治療にはいくつも種類があり、全額自己負担(体外受精・顕微授精・胚移植など)のものと保険適用(採血・エコー検査など)のものがあります。

その内、自己負担のものには国で定められた助成制度があり、各都道府県あるいは各市町村によってその内容はことなります。

引用元:厚生労働省「不妊に悩む夫婦への支援について」

ですので、あなたの暮らしている地域の助成制度を詳しく知りたい方は、各自治体に直接問い合わせるのが1番速いかと思います。分からないことがあればすべて答えてもくれるはずです。

僕達夫婦の場合は広島市に住んでいて、申請の手続き等はすべて最寄りの区役所で行いました。厚生部保険福祉課という窓口があると思うので、電話の場合はそこにつないでもらえるようお願いすると話はスムーズかと。

広島市の場合、不妊治療助成制度において特にこれといった独自の施策はなく、国が定めた制度そのままでした。助成を受ける条件もいくつかありますので触れておきたいと思います。

助成金制度を受けられる条件(広島市の場合)

まず、特定不妊治療のみ助成が受けられます。保険適用のものは助成対象外。
上にも書きましたが、特定不妊治療とは【体外受精・顕微授精・胚移植など】を指します。

以下、広島市で助成を受けるための条件。

  1. 治療開始時に法律上の婚姻をしている夫婦であること
  2. 体外受精または顕微授精以外の方法では妊娠が望めないと医師が診断していること
  3. 指定する医療機関で体外受精または顕微授精の治療を受けていること 
  4. 申請時に、夫婦ともまたは、どちらか一人が広島市内に住所を有していること
  5. 治療開始時における妻の年齢が43歳未満であること
  6. 前年(1月から5月までの申請については前前年)の夫婦の所得の合算額が730万円未満であること  

引用元:広島市「不妊治療費助成」

これが2018年現在、国が定める不妊治療助成制度の受給資格です。年々制度の内容は拡充されつつあり、不妊治療を続ける僕達のような夫婦にとってはありがたい傾向ですね。

助成額の上限

  • 初めての申請のみ上限30万円
  • 2度目以降は上限15万

ただし、採卵したけど卵が採取できなかった場合や、状態の良い卵が採取できずに治療を中止した場合などは、特例で上限7万5千円までの支給になります。

助成回数

助成を受けられる回数には限りがあります。40歳以上か40歳以下かでその回数も分けられています。

助成回数 上限
初めて助成を受ける際の治療開始時の妻の年齢が40歳未満の方 43歳になるまでに通算6回
初めて助成を受ける際の治療開始時の妻の年齢が40歳以上の方 43歳になるまでに通算3回
治療開始時の妻の年齢が43歳以上 対象外

現在の制度では43歳以上の方は助成の対象がなようです。
このこともあって僕は今、まだ子供のいない友人に「早めの計画・行動」を勧めています。

子供は授かりもの、欲しい時にできるものではありません。自分達が不妊治療で苦労したことで身をもって知ることができました。

子供はいつか作る予定

とお考えのご夫婦は、2人とも検査だけでも早めに受けてみてはいかがでしょうか?
妊娠するには期限(年齢)がありますので、早めの検査はもしもの時に選択肢を増やしてくれることでしょう。

不妊治療費用・助成制度まとめ

妊婦さんを後ろから抱擁する男性

ここまでウチの夫婦が不妊治療の際かかった費用や、不妊治療助成制度について書いてきました。以下まとめ⇊

不妊治療 費用・制度まとめ

  1. 僕達夫婦が不妊治療でかかった費用は総額約300万円(3年で6回)
  2. 助成制度を受けられるのは【特定不妊治療】だけ
  3. 受け取れる助成金額は初回時30万まで(2回目以降は15万まで)
  4. 『子供はその内・・・』とお考えのご夫婦は、検査だけでも早めにおすすめ

となりました。自分がやってきて思ったことをまとめた感じです。これから不妊治療や助成の申請を行う方々に少しでも参考になれば嬉しいです!

最後に

年齢を重ねるとだんだん妊娠率は下がります。特に女性が35歳を過ぎたあたりからグッと。

妊娠時期の予定については各ご家庭に事情もあるでしょうから他人の僕が口を出すことではありませんが、もしもの場合を考えると早め早めのアクションをお勧めしたいです。

ウチが通っていた不妊治療専門クリニックの先生も最初の不妊治療説明会で言っていましたが、不妊治療を途中で断念するほとんどの方が『もっと早く治療を始めていればよかった』とおっしゃるそうです。

妊娠には期限があり、いつまでもチャレンジできる訳ではありません。ウチのように『どうしても子供が欲しい』というご夫婦なら、なおさら早めに1度病院へ行ってみてください。

助成制度も上手く活用することで家計への負担も軽減できますし、治療が長引いた場合にもチャレンジできる回数も増えるかと思います。(ウチがそうでした)

あなたのところにも赤ちゃんが授かりますように!

 

以上、『ウチが実際に不妊治療にかかった費用と助成制度について』でした。ここまで読んでくれてありがとうございました。

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ABOUT ME
あめにじ管理人
30代の既婚者。20代は大阪で商売をしていましたが、33歳で奥さんと結婚したのを機に妊活のために奥さんの実家がある広島に移住。不妊治療(体外受精)経験者。6度目の体外受精で妊娠できました。サラリーマンをしていましたが、持病(SAD)が悪化したため退社し、今は専業ブロガー(アフィリエイター)を目指しています!

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