ホスト

ホストのおばさん太客エースが使った金額は5,000万円超え

おばさんエースアイキャッチ

我ながらパンチの利いたタイトルに痺れてますが実話です。

僕が実際にこの目で見たお客さんの話。長いホスト人生で色んなお客さんを見てきましたが、この方はかなり異色。

大金持ちの社長令嬢でもなく、売れっ子風俗嬢でもない。

おそらく50代、独身女性でスーパーに勤めてる普通の女の人でした。

ホストでおばさんエースが使った金額

スーパーのレジ

当時(2005年頃)はブログの走りでホストも何人かは個人ブログをやってました。店単位でスタッフに強制するお店もありましたね。

ブログとホスト業は凄く相性が良く、アドセンスもアフィリエイトリンクもなくてもブログをお店で簡単に収益化できたんです。

ここでいくつかホストの業界用語を紹介しておきます。

■太客・・・

たくさんお金を使うお客さんのこと。太客の中には毎月100万以上使う人もゴロゴロいる。

■細客・・・

太客の逆。お金を使わず、ほぼ最低料金で済ますお客さんのこと。

■エース/柱・・・

そのホストのお客さんの中で1番太いお客さんの事。売れっ子ホストには必ずといっていいほどいる。数人いるホストもいる。

どこかで聞いたことのある言葉かと思います。

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Aちゃん初来店

ほとんどの新規客は店を訪れる際に店舗HPである程度下調べをしてから来ることが多かったのですが、当時は小さなホストブームだったという事もあり、地上波で普通にお店での売上対決(特番)が放送されていたりもしたのでフラッとやって来るお客さんも結構いました。

その方も後者、初回はなんの下調べもせず来たそうです。ちなみに初のホストクラブだったそう。

その方の名前はAちゃんとここでは呼ぶことにしましょう。

ホストクラブではケースに寄りますが、年配の女性に対しても「ちゃん」付けで呼ぶことがあるんです。

異空間を演出することが仕事ですのでやりすぎくらいがちょうどいいんです。結構喜んでくれる方もいました。

Aちゃんはそれはそれは地味な普通の50前後のおばさんでした。

ブランド物などはおろか、洒落た服を着てくるでもなく、そして恐ろしく無口でした。

良い人だったのが救いですが無口過ぎていつもヘルプの子達が困っていましたね。初めてAちゃんが店に来た日、僕はAちゃんに気づきませんでした。

初回で来た時は他のホストH君に送り指名を入れて帰ったらしいのですが、2回目に来るときに店のHPを見てきたらしく、当時ブログを始めていた新人のKにメールをして2回目からはKを本指名で来るようになりました。

2回目以降
ホストクラブ2回目以降の料金やシステムを元経営者が徹底解説この記事ではホストクラブの2回目以降の料金や、東西の比較について書いてあります。シャンパンの相場やTAX料金の内訳、消費税はどうなのか等。なかなか人に聞けない事をまとめました。ホストクラブに行き慣れていない方に読んで欲しい記事です。...

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担当に選んだのは23歳の新人ホストK

 

当時Kは誕生日月(2,3か月前)に1千万近くの売掛を飛ばれていて、一旦は落ち込んで店に来なくなりましたが1か月で復帰し

K
K
1千万すぐに返してやる!

と燃えに燃えている時期でした。

正直このような理由が無ければ、Aちゃんタイプのお客さんにあそこまで時間や労力を惜しまず使ったかどうかは分かりません。

というのも、正直太いお客さんになる要素は誰の目から見ても0でした。

1千万の負債を店に返すため、この時新人ホストのK君は自分に関わる全てのお客さんに全力で接していたんです。

これが功を奏しAちゃんも毎週飲みに来てくれるようになりました。

当時1千万という金額はKにとって未知の領域でしたから、とにかくがむしゃらに接客や営業を繰り返していたKの接し方に、Aちゃんは「自分も必要とされている」と感じたのかも知れません。

そしてそれが喜びに変わっていったんでしょう。世の中には本当に色んな人がいますから。

初めは細客だった

通い始めて2~3か月は普通の細いお客さんでした。1回の来店で使う金額は多くて3万円ほど。お酒も飲みませんでしたしね。

ケチケチお金を使うタイプにも見えませんでしたが、なにせお金持ちには到底見えなかったもので、この頃は毎回低料金での伝票が続きました。

それでもKは「今は1人でも多くのお客さんに来て欲しい」ということで、打っても打っても響かない(恐ろしく無口な)Aちゃんに向かってほぼ独り言を言っているかのレベルで接客し続けました。

愛想笑いは返してくれるものの、たまに意識を異世界に飛ばして、なにかと交信してるかのようにボーっとし始めたりする変わり者のAちゃんを、Kは本当によく頑張って接客して楽しませていたと思います。

何時間も1人で話し倒してもAちゃんはほぼ無反応。

 

そして帰りに毎回(つまんなそうだったしもう来ないだろうな)と思っていると、

Aちゃん
Aちゃん
楽しかった!また来ます。

と、必ず言って帰り、そして言葉通り1週間経たずまた来てくれました。

この頃はまだAちゃんがスーパーの店員とは聞いてなかったものの、1回安くても数万円はするホストクラブに週1回、多い時は2回も来てくれるAちゃんの財布が心配になったKは

K
K
Aちゃん、お金平気?ここ高いでしょ?無理しないでね

なんて心から思ってたり直接伝えたりもしていた時期でした。

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年齢差30の片思い

ある日またAちゃんは店に来てくれていました。

Kは毎日メールは送っていました。電話する日もあったと思います。

もしかしたらAちゃんの携帯に連絡をするのはAちゃんのご家族とKだけだったのかも知れません。

それなら嬉しいですよね。きっと連絡が来るのを楽しみに日々過ごしていたんだと思います。

本人を見ていますからそれはなんとなく伝わります。

この時すでにAちゃんはKに恋心を抱いていたと思います。

自分の年齢の半分ほどしか生きていない小僧に恋心を抱くのは、初めは抵抗や葛藤があったでしょうね。

ましてや相手はホスト。

それでも横に座るKの顔をじっと見つめて、それに気づいたKが目を見返すと少女の様に顔を赤らめて照れていたのを思い出します。

先輩ホストのB.D.イベント

それから少し日が経ったある営業日。この日は先輩のBDイベントでした。

世話になっている先輩のイベントを少しでも盛り上げようと、Kはこの日Aちゃんに「もし時間があれば店に来て欲しい」と頼んでありました。

律儀なAちゃんは約束通り店に来てくれ、明日の仕事もあっただろうに閉店まで残ってもくれました。

そして閉店間際になると最後のシャンパンコールラッシュが始まります。ラストオーダーで各テーブルに追加注文を聞いて回るのです。

だいたいこの時に各テーブルまとめてシャンパンを注文し、閉店前に一気にコールをして回るのが流れとなります。

KとAちゃんのテーブルにもラストオーダーを聞きに新人ホストが来ましたが

K
K
ここはいいわ

といつもどおりKが最低料金で済まそうとすると

Aちゃん
Aちゃん
今日はお祝いさせてください

と、自らシャンパンを注文したそうです。

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予想外の売上

これにはKもびっくりしました。

勝手にですが「このお客さんはお金を使う訳がない」と思い込んでいたので、この申し出は軽い衝撃でした。

それでもありがとうと伝えながら自分のテーブルのコールの順番が回ってきてさらにびっくり。

なんとAちゃんは「もう一本下さい」と自分でマイクを通しシャンパンを頼み始めたんです。

そしてこの日のAちゃんの会計は30万弱。

それを現金で払ったAちゃんは

Aちゃん
Aちゃん
今日も楽しかったです。今から仕事へ行ってきます。

と言い残し帰って行きました。

後にKを1,000万円プレイヤーにまで押し上げるきっかけになったお客さんAちゃんのエース歴はこの日から始まります。

完全な細客と思っていたAちゃんですが、あの日からお店に来るたびに大金を使うようになっていきました。

エースと呼ばれるお客さんの誕生です。

それでもこの時はまだ5,000万円も使うお客さんになるとは誰も思っていませんでした。

おばさんエースはスーパーの店員

スーパー店員

この頃、既に仕事はスーパーで商品の陳列などをやっていると本人から聞いていました。

スーパーの店員さんがこんなにお金を使えるんだろうか?』と思いましたが、50代独身ならまだあり得る金額でした。

しかしここから使う金額が桁違いに増えていきます。そのスピードは見ててこちらが不安になるほどでした。

いきなり月末に150万

あの初めてAちゃんが大金を使った日からKもこう思ったでしょう。

K
K
もしかしたらAちゃんは太客になるかも知れない

それまでも続けていた熱のこもった接客やメールに、さらに熱が入ったんじゃないでしょうか。

ホストは良いお客さんが1人つけば、軽く人生が変わるほどのお金を手に入れることが出来る仕事です。(短期的ではある)

ましてやある意味他人の借金1,000万の返済に追われていたKからすると、『このチャンスを逃がすまい』と考えたはず。

そしてその月の月末Aちゃんはまた店にやってきました。あの日から2週間ほど後の話だと思います。

ホストクラブでは月の最終営業日を締め日といい、その月の売上やナンバーが確定するホストにとっては大事な1日なんです。

その日を目がけて各ホストは、自分の中の1番太いお客さんに営業をかけます。そしてもちろん借金新人ホストKが声をかけたのはAちゃんでした。

その日なんとAちゃんは現金で150万円も使っていきました。

このことでKの中で疑念が確信に変わりました。

2回目以降
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大エース誕生

この時から毎月Aちゃんは、信じられないほどの大金を使うようになりました。

当時、その店に通っていたお客さんの中でも、トップクラスに太いお客さんに変わっていきます。

同僚ホストはみんな羨ましがっていました。Kの収入は30万ちょっとから200万前後にまで跳ね上がります。

まさにKはホストドリームを掴んだのです。

給料
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そこからは安定して月数百万

それからというものイベントや締め日には必ずAちゃんは店にやってきました。

昔遊んでこなかったんでしょうか?もしそのタイプなら納得です。

遊び慣れていない人が大人になって遊びに目覚めると大やけどしますからね。僕にはAちゃんがその典型に見えました。

お金を使うことでKにもその周りのホストにもちやほやされ、気分が良かったのかもしれません。

このあたりで心を開き始めたAちゃんが、この大金の出所をKに話すようになっていったそうです。

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株で儲けたお金が数千万円

株チャート

どうやらAちゃんのこの羽振りの良さは、株で大儲けしたんだという事が本人の言葉から分かってきたんです。

Aちゃんは当時学生生活を終え、社会人になってからはわき目もふらず働き続け、結婚も出産も縁が無く仕事1本で30年近く生きてきたためそれなりの貯金があったそうです。

そして結婚もせず子供も居ない自分と母親の2人暮らしの現状に焦りを感じ、株式投資を始めたところたまたま勧められて買った医療系の株が当たり。

あれよあれよという間に見たこともない大金が転がり込んできたんだそうです。

そしてこれまで一切遊んでこなかった自分を振り返り、ちょうどその時TVでやっていたホストの売上対決を観て

Aちゃん
Aちゃん
死ぬまでに1度くらい遊んでも罰はあたるまい。何事も経験だ!

と思ったそう。

誕生日月に800万

ある意味あぶく銭なので使い方は豪快でした。

間もなくしてK本人の誕生月になります。

Aちゃんはイベント当日に400万円、その月の締め日に400万円と合わせて800万円を1か月で使いました。

800万円って・・・20代男性の平均年収の2倍以上です。

それをたったひと月で・・・。お金の使い慣れてないというのは恐ろしいです。

店側の僕らでさえ心配になるほどのハマりっぷりでした。

 

Aちゃん
Aちゃん
Kに連続でNo,1を獲らせてやりたい

というモチベーションのもと、その前後の月もいつもより多めに使っていたのでAちゃんはこの3か月で2,000万円もの大金をお店で使うことになったのでした。

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それからも数年通い続けた

それからもAちゃんは毎月締め日になると数百万円使い、お店にも通い続けました。

仕事は変わらずスーパーの店員さんだったそうです。

他にも大金を使うお客さんはたくさんいましたが、だいたいが大金持ちの娘かクラブのお姉さんか売れっ子風俗嬢。

Aちゃんは本当にレアなタイプのお客さんだったのでよく覚えています。最後まで変わり者のままな人でした。

垢抜けることもなく、化粧もほぼしない。ただただ遊び方を知らない金持ちのおばさんだったのです。

ホストドリームを見事掴んだK

もともと素質はあったんでしょうがAちゃんと出会ったことで実績を手に入れたKは、それからもどんどん売上を伸ばし続けていきました。

たくさんのお客さんを持つこともでき、Aちゃんのおかげもあって見事に売れっ子ホストに育っていきます。

1,000万あった売掛を飛ばれて出来た借金も1年も経たず完済し、その後も順調に売上げ続け、ある日彼は独立するまでになりました。

それからもAちゃんとの付き合いはあったようです。ホストクラブではこんなことがちょくちょく起こります。夢はある職場でした。

1度は大きな波を運良く掴み、それに甘んじ後は落ちていくだけの人間も山ほど見ましたが、その中でもひと握りの人間はそれをきっかけにその後の人生に上手くつなげていきました。

幸運も悲運も受け取り手次第でどうにでもなるということですね。

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最後に

異空間

ホストクラブという場所は本当に異空間だと僕は思います。金銭感覚もそうですが、いろんなものが歪んでそこに存在しています。

働いていて楽しかったし、今も仲間だと思えるメンツに出会えたことには感謝しています。

もし時間が戻ってもたぶんまたホストはやると思います。それくらい得たものは大きかった。

 

でも、もし自分の家族や子供がいて「僕もやる!」と言い始めたら・・・。

その時は僕は全力でとめますね。ホストという仕事は僕にとってはそういうものでした。

今も尚、当時狂ってしまった感覚に苦しまされることもあります。大きな報酬にはそれなりの目に見えないリスクもあったのだと今思います。

 

以上、【ホストクラブで太客おばさんエースが大金を使った話】でした。

ここまで付き合ってくださってありがとうございました。

ホスト全集アイキャッチ
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あめにじ管理人
30代の既婚者。20代は大阪で商売をしていましたが、33歳で奥さんと結婚したのを機に妊活のために奥さんの実家がある広島に移住。不妊治療(体外受精)経験者。6度目の体外受精で妊娠できました。サラリーマンをしていましたが、持病(SAD)が悪化したため退社し、今は専業ブロガー(アフィリエイター)を目指しています!
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